2025年10月25日にペットシェルターから豆柴(オス、当時2歳)を譲渡しました。
長女が「響きが可愛いから」という理由で【うどん】と名付けました。すぐに誕生日が来て、今は3歳です。
この記事では、
- うどんを迎えることになった経緯
- 初めての犬との暮らしで大変だったこと
- 実際に使ってみて良かったアイテム
をまとめてご紹介します。これから犬を迎えようと思っている方や、保護犬との暮らしに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
うどんを迎えた経緯

私たち夫婦は「子育てがひと段落したら、いつかペットを飼いたいね」と話していました。
長女が小2、次女が年中という、まだまだ手がかかる時期に犬を迎えることになったきっかけは、長女が飼い始めたカナヘビでした。
畑で捕まえたカナヘビを、本人の強い希望で飼うことに。
夫も私も爬虫類は得意ではなかったので反対したのですが、長女は「責任を持ってお世話をする」と言い張りました。
知らないことばかりなので、ネットで調べたり、学校の図書室から本を借りてきたりして勉強していました。
お小遣いで飼育環境を整え、爬虫類ショップに餌を買いに行き、毎朝欠かさず餌やり。
長女なりにしっかり面倒を見て可愛がっていたのですが、ある日、餌をあげていたときに餌を喉に詰まらせてしまい、カナヘビは亡くなってしまいました。
とても可愛がっていた長女は号泣し、現実を受け止めたくない様子で、数日間は「まだ一緒にいたい」と言って、カゴのままそばに置いていました。
この過程を見守ってきた私たち夫婦は話し合い、
家族みんなで責任を持って、可愛がって育てられるペットを迎えよう
という結論に。長女もとても喜んでいました。
夫は実家で保護猫を飼っていたこともあり、本当は猫を迎えたかったようですが、私と長女がひどい猫アレルギーのため断念。
トレーニーの夫は「犬と一緒に毎日散歩したら、運動不足解消にもなるよ」と背中を押してくれ、犬を迎えることになりました。
「一匹でも救える命を助けたい」という思いもあり、ペットショップではなくシェルターから家族になる犬を探すことに。
家族みんな柴犬が好きだったので、柴犬で絞って検索していきました。
そこで出会ったのが、うどんです。
何匹か候補の子がいましたが、面会や施設の方から健康状態のお話を伺うなかで、うどんを迎えることに決めました。
もともとうどんは、繁殖犬としてブリーダーに飼われていた犬で、健康診断で「心雑音がある」と診断されていました。
わが家の次女も先天性の心疾患を抱えています。
次女と同じように心臓に疾患があるかもしれないこの子を、少しでも救ってあげたい――そんな思いが強くなり、うどんを迎えることを決めました。
※うどんの疾患については、別の記事で詳しく書こうと思います。
初めての犬との暮らしがスタート
うどんを迎えることが決まり、準備が始まりました。
犬を飼うのは初めてなので分からないことだらけ。ひとまずペットショップやホームセンターを巡り、必要そうなものを揃えるところからスタートしました。

初期費用については過去の投稿にまとめているので、そちらも読んでみてください。
詳しくはこちら👇
【初めての保護犬】譲渡からお迎えまでにかかった初期費用まとめ|リアルな金額と買ってよかったアイテム
準備を整えて、いよいようどんのお迎えへ。
「うどんは何が好きで、どんなことが嬉しいのか」「何が嫌なのか」。
お互いに探り探りの状態で、うどんとの暮らしがスタートしました。
うちに来たばかりのうどんは、環境の変化がストレスだったようで数日は食欲が落ちて下痢気味に。
ボールやロープを渡してもあまり興味を示さず、とてもおとなしい印象でした。
今振り返ると、緊張もあったとは思いますが、だいぶ猫をかぶっていました。(犬だけど)

うどんの問題行動・環境づくりの工夫
うどんの様子を観察していると、
- 子どもたちがベタベタ触りすぎる
- バタバタ走り回る
こういった状況が苦手なようで、イライラして唸る・吠える・飛びつくなどの行動が見られるようになってきました。他にも、
- 掃除機に警戒して吠えて飛びつく
- 退屈になるとカーテンやマットを噛みちぎろうとする
といった「困った行動」も増えてきました。

Before
フローリングだと滑るのでペットマットを敷いていたのですが、そのマットを噛みちぎるようになってしまいました。

After
そこで、まずは「噛まれたら困るものは、噛めない環境にする」ことに。
- うどんが部屋にいるときは、カーテンは巻き上げて噛めないようにする
- ペットマットはいったん撤去する
- 代わりに、噛んでもいいロープや人形などのおもちゃを置いておく

なぜか長女の穴あきソックスもお気に入りで、よくカミカミしていました(笑)。
噛まれたら困るものを物理的に遠ざけるだけでも、かなりストレスが減りました。

子どもとうどん、双方が落ち着ける距離感を探る
子どもたちにも「うどんの近くでは大きな声を出さない」「走り回らない」など、できる範囲で静かに過ごすように伝えました。
とはいえ、小2と年少の娘たちにとって、常に落ち着いて行動するのはなかなか難しいことです。
少しでもうどんが落ち着ける場所をつくるために、最初はバタバタする時間帯だけケージに入れてみました。
しかし、ケージから出たがって扉をガリガリしていたため、朝の散歩から帰ったあとは、そのまま庭に繋いで過ごしてもらうことにしました。
子どもたちが学校や園に行って家の中が落ち着いてから、室内で一緒に過ごすようにすると、お互いずいぶん穏やかに過ごせるように。
本当はみんなで一緒に室内で過ごしたいのですが、ひとまずはこの対策で様子を見ながら柔軟に対応していこうと思います。

一旦、落ち着いてうどんを見る余裕ができたことで、
- 甘えたい
- 遊びたい
- 噛みたい
- 興奮している
など、その時々の気持ちが少しずつ表情やしぐさから読み取れるようになってきました。
ボールやロープのおもちゃ(※後ほど紹介します)で遊んだり、おやつを使ってコマンドを練習したりすることも増え、1か月ほど経った頃には、お互いにちょうどいい距離感が少しずつつかめてきた気がします。
たくさん話しかけて、遊んで、撫でて、コミュニケーションを重ねるうちに、尻尾を振って近づいてきてくれることも増えました。
甘えてすりすりしてくる姿は本当に可愛くて、日々の癒しになっています。
まだまだ手探りなことも多いですが、これからも家族みんなで、うどんとの暮らしを楽しんでいきたいと思います。
うどんとの暮らしで使っているアイテム紹介

ここからは、実際に使ってみて「これは良かった!」と思っているアイテムを分野ごとにご紹介します。
食べ物
フード
ニュートロ ナチュラルチョイス 小型犬用
シェルターで食べていたフードを引き続き与えています。食いつきも良く、元気に過ごしているので、しばらくはこのフードをリピートしていく予定です。
歯磨きガム
ペットキッス 食後の歯みがきガム 小型犬用
歯ブラシでの歯みがきはかなり嫌がるので、こちらの歯みがきガムを食後に与えています。
最初は「何これ?」という反応でしたが、手で持ってカミカミさせているうちにすっかりお気に入りに。
一度ほかのガムに変えてみたところ、あまり気に入らなかったようで、結局この商品に戻りました。
ご褒美おやつ
ドギーマン 無添加良品 香ばしほぐれる鶏むね肉
コマンド練習のときのご褒美として少量ずつ与えています。
おやつはできるだけ無添加でシンプルな素材のものを選ぶようにしていて、これはうどんも大好きなご褒美おやつです。
おもちゃ
コットンリング
コットンリングを使って引っ張り合いっこをして遊びます。
引っ張り勝ったときは、咥えたままブンブン振り回し、落ち着くとそのままカミカミ。
牛皮ロープ
3歳の誕生日プレゼントとして購入しました。
引っ張りっこをしたり、投げて持ってこさせたりして遊んでいます。とても気に入っていて、こちらもよくカミカミしています。
ぬいぐるみ
うどんはぬいぐるみが大好きで、夢中になってカミカミします。
犬用ではない普通の人形を与えたところ、すぐにボロボロになって中のパーツを少し飲み込んでしまったことがあり、ヒヤッとしました。
それ以来、必ず「犬用のおもちゃ」を選ぶようにしています。
カーテンや服、子どものおもちゃなど、噛んでほしくないものを咥えてしまったときでも、このぬいぐるみを見せるとポロッと離してくれることが多く、「秘密兵器」としてここぞというときに使っています。
お散グッズ
お散歩ハンディシャワー
おしっこに水をかけるだけでなく、お散歩中の水分補給にも使える便利グッズです。
カラビナ付きなので、リードやバッグ、ズボンのベルトループに引っ掛けて持ち運べるのもお気に入りポイント。
おやつポーチ(トリーツポーチ)

コマンド練習やお散歩中におやつをあげるときに使っています。
クリップでパンツやバッグに付けておけば、片手でパッとおやつが取り出せて本当に楽です。
私は Standard Products で税込330円で購入しましたが、ダイソーのオンラインストアでは税込550円になっていました。(2025.12.7 現在)
楽天では、似たような商品が税込1,000円(送料無料)で販売されていました。
店舗で似た様な商品を買う方が安いとは思いますが、近くにStandard Productsがない場合やお店に買いに行く時間がなかなか取れない方は、ネット通販で似たものを探してみてください。
お買い物マラソンやスーパーセールの買い回りの1つにすると、ポイントも貯めやすいと思います。
犬用LEDリング
暗い時間のお散歩では、犬がいることを周囲に知らせるためにLEDリングを使っています。
うどんの首回りに合わせてカットして使えるタイプで、USB充電式なので電池交換の手間もなく、とても便利です。
うどんは他の犬に吠えてしまうことがあるので、ほかのワンちゃんがこのような光るグッズを付けてくれていると、早めに気づいて順路を変えたり、気をそらせたりと対策がしやすくなります。
今回紹介したアイテムの合計金額
今回ご紹介した、
- フード
- 歯みがきガム
- ご褒美おやつ
- おもちゃ
- お散歩グッズ
を1個ずつそろえた場合(4個セット商品は1つ分として計算)、合計は10,747円 になりました。
このほかにも、消耗品や庭で使うグッズ、キャリーなど、さまざまなものを買い足しています。
それらはまた別の記事でご紹介したいと思います。
まとめ:うどんとの暮らしがくれたもの

うどんを迎えてからは、1日2回のお散歩、通院、トリミングなど、シンプルにタスクは増えて忙しくなりました。
それでも、日々の暮らしに新しい彩りが加わり、家族みんなの毎日がぐっと豊かになったと感じています。
これから犬を迎えようと思っている方や、保護犬との暮らしに興味がある方の参考になれば嬉しいです。
うどんとの暮らしの記録も、これから少しずつ発信していきます🐶
