皆さんご存じのとおり、埼玉県には海がありません。
そのような環境で大学卒業まで育った自分ですので、釣り、ましてや海釣りには、これまで触れる機会はありませんでした。
しかし、昨今の釣りブームは、YouTubeを介して我が家にも到達、娘の「やってみたい!」の一言から、ファミリーフィッシングが、家族の共通の趣味になりました。
今回は、そんな我が家のファミリーフィッシングについてご紹介します。
①-1道具
家族に釣りの趣味はこれまでなく、強いて言えば、宮崎県出身のママが子供のころに、親と釣りをしたことがある程度で、やり方もほとんど記憶にない程の初心者家族でした。それゆえに、我が家には、浦和レッズのユニフォームはあっても、釣り道具など一切ありませんでした。
しかし、現在は空前の釣りブーム到来中、釣り具屋に行ってみると、初心者向け釣り具セットがたくさん置いてありましたので、道具選びにはほとんど迷いませんでした。
まず、初心者でも釣れる釣りは何か、というところからですが、これはネットで調べたり、釣り具屋さんの店員さんに聞いたりして、「サビキ釣り」という釣り方が一番簡単で、子供でも釣れるということがわかりました。釣具屋さんにも、サビキ釣りセットは置いてありました。
このセット一つで、釣りに必要なものはとりあえず揃うようになっており、気軽にファミリーフィッシングに行ってみたい、というのであれば、これで良いと思います。
「サビキ釣り」とは、糸に餌を入れるかごがついており、その下に針が5個ほどついて、一番下におもりが付く仕掛けで釣る釣り方です。釣り竿を上下に動かして、かごの餌を出して魚を誘い、下の針にかけて釣る、というものです。
文章にはしてみましたが、実際、サビキ釣りはやってみるとものすごくシンプル、簡単です。魚がいる時期6月~11月あたりだと、仕掛けを海面に入れ、上下に動かせば、高い確率で釣れます。しかも、狙える魚も結構多いので、家族で楽しめます。我が家の5歳の長女でも、たくさん魚を釣ることができました。
サビキ釣りで狙える魚(1)イワシ
イワシは、サビキ釣りでよく釣れます。サイズの小さいカタクチイワシや、ややサイズの大きいマイワシをよく見ます。群れで回遊するので、釣れだすと、たくさん釣ることができるので、子供でも楽しめます。
釣りの楽しみの一つは、釣った魚を食べることですが、イワシの場合は、カタクチイワシになら天ぷら、マイワシならつみれ汁が個人的にはおすすめです。どちらも絶品で、釣りの満足感をより高めてくれます。ただ、たくさん釣りすぎると、小さい魚は処理が大変なので、注意が必要です。
サビキ釣りで狙える魚(2)サバ
サバもよく釣れます。そして、サバは、かかるとかなり仕掛けを引っ張ってくれるので、個人的には、サバを釣り行く「サバゲー」が大好きです。2022年は昨年よりもサバの数が少ないのが残念です。食べ方は、塩焼きかフライが美味しいですが、うちの娘は塩焼きが大好きです。
サビキ釣りで狙える魚(3)アジ
個人的に、一番釣りたい魚は、アジです。味がよいからアジ、という説もあるくらい美味しい魚です。サバより引きは弱いですが、釣れるとテンション上がること間違いなしです。
その他、色々な魚が、初心者でも狙えるのがサビキ釣りです。そんな楽しいサビキ釣りが、すぐにできるセットがあるとは、便利な世の中です。しかし、ファミリーフィッシングに行くには、セット以外にもあったほうが良いものがいくつかあります。
①-2ライフジャケット
釣りをする海、港や堤防は、昼夜問わず、常に落下の危険と隣り合わせです。子供はもちろん、大人もライフジャケットを着用しましょう。写真のような定番型から、着水時に自動で開く、自動膨張式もあります。
①-3 クーラーボックス
釣った魚を冷やし、自宅までなるべく鮮度を落とさずに美味しく持ち帰るための必須アイテムです。我が家は、LOGOSの収納しやすい、折り畳み式のクーラーボックスを使用しています。保冷剤もLOGOSの製品で、よく冷えるので、重宝しています。
①-4 おすすめのサビキ釣り用餌
サビキ釣り用の餌には、「アミ姫キララ」がおすすめです。マルキューというメーカーから出ているサビキ釣り専用の餌で、常温保存可能で、しかも手が汚れにくいという非常に使いやすい商品です。アミ姫シリーズは、パッケージが水色の通常タイプと、ピンク色のキララがあります。
アミ姫キララの特徴は、匂いがフルーティで、釣り餌独特のニオイが少ないこと、加えて、水中で拡散する際に、きらきらと光る成分が入っており、これが魚をよく引き付けます。個人的には、他のメーカーのサビキ釣り用餌を色々試してみましたが、圧倒的にアミ姫キララがよく釣れました。水中で光り輝くお姫様が、魚たちを次々が惑わして、釣り人が待つ陸へ連れてきてくれます!
なので、我が家はサビキ釣り用餌はいつもアミ姫キララを使用しています。
①-5 おすすめのサビキ釣り仕掛け
セット品にもサビキ釣り用仕掛けは同封されていますが、より魚を釣りたい、という方には、個人的にはハヤブサというメーカーから出ている「小アジ専科リアルアミエビ」という仕掛けをおすすめします。
その名のとおり、針が餌のアミエビに似せて作られており、かごから餌が拡散する際に、針が餌と同調しやすくなります。普通のサビキ仕掛けから、この仕掛けに変えた途端、爆釣した、という経験も一回ではありません。普通の仕掛けよりもややお高いですが、コストよりも期待のほうが大きいので、いつも買ってしまいます。!
①-6 おすすめの釣り竿
これは、だんだん釣りになれてきて、もっとたくさん、快適に釣りをしたいという方に、おすすめしたのは、釣り竿です。釣り竿は、初心者の私でもわかるくらい、質に大きな差があります。釣り方にあった竿を使わないと、ストレス負荷が半端なく大きくなってしまい、楽しさが半減してしまいます。逆に、釣り方にあった竿を手に入れると、これまでわからなかった魚の反応がわかるようになったり、よりうまく竿を動かせたりして、よく釣れるようになり、より楽しくなるように感じます。
とはいえ、いきなり超高額な竿は手を出しづらいので、YouTubeで見た比較的安価で良い竿を紹介します。
プロマリンというメーカーから出ている釣り竿です。竿が柔らかく、サビキ釣りの際には仕掛けが動かしやすく、針もよく動いてくれます。重量も軽いので使いやすく、我が家のママもお気に入りです。サビキ釣り以外にも使える、我が家のファミリーフィッシングのエース、最も使用頻度の高い釣り竿です。金額も3,000円台なので、手も出やすいかと思います。
今回は、ファミリーフィッシングにおすすめのサビキ釣りを紹介しました。サビキ釣りは、子供が4歳くらいからでも楽しめる、面白い釣りです。釣り場には守るべきマナーやルール、気を付けるべき危険もありますが、それらに気を付ければ、自然、生き物に触れ、帰宅後には食についても学べる、子供にとっても良いレジャーです。
今回の記事が、これから釣りをしてみよう、というファミリーの方々の参考となれば幸いです。
コメント